例えば、
「暑いなぁ。イヤだなぁ」と思ったとします。
「ハオハオ」を入れると、こうなります。
「暑いなぁ。(ハオハオ)イヤだなぁ。(ハオハオ)」
ここで、ハオハオは「うん、うん」「ごもっとも」のような感じです。暑いのも自然のこと、イヤだと思うのも自然のことです。(たいしたことない例でした?)
次の例、
仕事でミスをしてしまった。
悔しくて悲しくなった。
(どうしよう、困ったなぁ)と思った。
これに「ハオハオ」とその意味を入れてみます。
仕事でミスをしてしまった。(ハオハオ・誰でもそういうことはある)
悔しくて悲しくなった。(ハオハオ・そう感じるのはもっともだ)
(どうしよう、困ったなぁ)と思った。
(ハオハオ・そうなるのもしょうがない)
「ハオハオ」があるのとないのでは、少し違う感じがしませんか?
後ろにつけた意味は、考えても考えなくてもいいんです。なんとなくハオハオで軽くすますことができればいいんです。そもそも考えすぎがイヤな感じを増幅するのです。
自分の思うようにいかないことはたくさんあります。そのたびに嘆いたり落ち込んでしまっても、いいことはありません。現実を受け入れて、落ち着いて考えて生きていくことが大切です。
もう1つの例。
路を歩いていると、前から歩いてきた人とぶつかりそうになり、
あわててよけた。腹がたった。
このような状況で人によっては、よけずにぶつかったり、「このやろう!」と言う人もいるかもしれません。
「ハオハオ」を使ってみます。
路を歩いていると、前から歩いてきた人とぶつかりそうになり、
(ハオハオ・世の中にはこういう無礼なヤツもいる)
あわててよけた。(ハオハオ・これでいいんだ)
「腹が立った」までいかないほうがいいのです。そのために「ハオハオ」が役に立ちます。
このようなことは、いろいろな場面であります。人が自分に、イヤなことを言った、意地悪なことをした、無視した、など。腹を立てるだけでなにもしないのなら、腹を立てないほうがいいに決まっています。
小さな出来事に強い悪感情をもってしまうと、そこからさらに悪い考えが発生し、余計にイヤな感じで過ごしてしまいます。イヤなヤツのために時間を使うのはもったいない。小さな出来事を「ハオハオ」のひと言ですませてしまいましょう。
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