人の受け取り方

 人から心で受け取るものがあります。
 たとえば、人の見た目から受けるイメージや、人の表情や素振りから受ける印象や、人の言葉や行動から受ける感じなどです。
 人から自分の心で受け取るそういうものが、実は大きいのではないでしょうか。

 物事すべてそうなのですが、受け取り方は人によってけっこう違うと思います。物事を良く取ったり悪く受け取ったり、軽く考えたり重く受け取ったり。こういうのもその人の習性によるところが大きいような気がします。

いいことは 好!好!   悪いことは ハオハオ

 やっぱりこれがいいと思うのです。
 いいことは小さなことも素直に喜んで受け取り、悪いことは軽く受け流す。このようにできるようになると、それだけでもけっこう幸せに暮らせると思います。

 恐れているとそういうものを受けやすく、期待しているとそういうものを受けやすいと思います。
 たとえば、人間関係を恐れているか期待しているかで受け取りやすいものが違います。人間関係を恐れていると、ちょっとした気まずさでも重大に感じてしまい、人のちょっとしたことを悪く考えてしまいがちです。人間関係に良いことを期待できる人は、人のちょっとしたやさしさや思いやりに気づけたり、人づきあいの愉しみを味わえるのではないでしょうか。
 また、失敗を恐れる気もちと成功を期待する気もちのどちらが心の中に多いかが、そのことに向かうエネルギーにも影響し、結果にも影響するような気がします。

 幸せになりたい人はいろんな幸せをもう少し期待したほうがいいのではないでしょうか。不幸を恐れているよりも、多くの幸せに気づけて感じられるようになると思います。
 人づきあいが苦手という人は、人づきあいを恐れるよりも人づきあいにいいことを期待する気もちをもったほうがいいのではないでしょうか。そしてあとは、「いいことは好!好! 悪いことはハオハオ」の要領です。


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