5章 ちょっと前向きに考えよう

 「現実は現実。○○たらいいな。ではどうしたら?」

 まず、現実を受け入れよう。
 次に、自分の望みをはっきりさせよう。
 そして、どうしたらいいか考えよう。

 3Hの考え方「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」で行こう!



「ハオハオ」と、受け流すか? 受け応えるか?

 イヤなことや何か問題になりそうなことがあった時には、まず「ハオハオ」と現実を受け入れよう。その上で、受け流すか、ちゃんと対応するかです。

 受け流せることはできるだけ受け流して、問題化しないほうがいいのです。

××× イヤだなぁ   ハオハオ まぁいいか

 そのまま放っておくのはよくないことや、すぐに対応したほうがいいことや、よく考えて対応したほうがいいこともあります。そういう問題には、「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」という“3Hの考え方”を使ってみることをおすすめします。
 ただイヤな思いをするだけで、何もしようとしないのがいちばんよくないのです。


問題化しないのがいちばん

 問題解決の第一の方法は、「問題化しない」ことです。
 簡単に言えば、その問題を考えない方法です。

 自分が考えさえしなければ何も問題がないことがあります。
 自分ではどうしようもない問題もあります。今は何もできない問題もあります。
 一年たったら忘れてしまうような小さい問題もあります。
 このような問題は考えないほうがいいのです。

「問題化しない」メリットは、まずそのことを問題化しないことにより、何もしなくても(考えなくても)よくなるのです。問題化するとその解決がうまくできない限り、悩み苦しまなければなりません。また、そのことを考えていたはずの時間を他のことに使えるというメリットも大きいのです。

「ハオハオ、まぁいいか」などと済ますことができるのなら、それが最善の方法です。
 悩む時間が減れば、それだけやりたいことをやれる時間やハッピーに過ごせる時間を増やせるのではないでしょうか。



3Hの考え方「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」

ハオハオ  ホープホープ  ハウハウ 

 3Hの考え方とは、「ハオハオ」とその問題があることを受け入れ、「自分はどうしたいか?」をはっきりさせ、「○○たらいいな」という希望(ホープホープ)をもち、「ではどうしたら?」(ハウハウ)とその方法を考えて実践に移すという一連の思考法です。

 たとえば、関係がよくない相手がいる場合、

あの人との 関係がよくない      ハオハオ このままでも、まぁいいか

 と受け流してしまうか、

  あの人との 関係がよくない         ハオハオ そういう相手もいる

ホープホープ 関係をよくできたらいいな   ハウハウ ではどうしたら?

 と考えて、努力をするか、いずれかにすればいいのです。

 3Hの考え方を実際に使う際には、「ハオハオ(現実は現実)。○○たらいいな。ではどうしたら?」と考えればいいでしょう。


ハオ家三兄弟の紹介

「ハオハオさん」です    「ホープくん」です    「ハウッチ」です

 本名は、長男「ハオ・ハオ」、次男「ハオ・ホープ」、三男「ハオ・ハウ」です。

どうぞよろしく お願いします



1.まずは「ハオハオ」と問題を受け入れる

 3Hの考え方の第一ステップは、「ハオハオ」です。
 そういう問題があることを受け入れることで、イヤな感情を少しは落ちつかせ、次のステップに進みやすくします。

 たとえば、

    ハオハオ 「現実は現実」「こういうこともある」「こういう人もいる」

    ハオハオ 「今はつらくてもしかたない」「悩ましいのもムリはない」

    ハオハオ 「うまくできないこともある」「今は、まだできなくてもいい」

    ハオハオ 「今はわからない」「まだ見つからない」

 現実を嘆いたり、何かを不満に思ったり、誰かが悪い/環境が悪い/社会が悪い/運が悪いなどと何かのせいにしたり、自分を責めたり、落ち込んだりしているだけでは、イヤな気もちになるだけで現実は何も変わりません。
「ハオハオ」と、問題があることを受け入れることで、問題について少しは冷静に考えられるようになれるでしょう。



2.「ハオハオ」の次は「ホープホープ」 ○○たらいいな

 3Hの考え方の「ハオハオ」の次のステップは、「ホープホープ」です。
 現状を受け入れた上で、希望をもつことです。

ホープホープ ○○たらいいな

 そのためには、自分の望みや目標があることが必要です。
 自分の望みや目標がはっきりしていない場合には、「どうしたい?」と自分に聞き、希望につなげるのがいいのです。

ホープホープ(どうしたい?) ○○たらいいな

「○○たらいいな」と思うことで、心の中に希望がわき、少しは明るい気もちになれるのです。問題に対する前向きな気もちになれ、次のステップに進みやすいでしょう。



3.「ハオハオ」の次の次は「ハウハウ」 どうしたら?

 3Hの考え方の「ハオハオ」「ホープホープ」の次のステップは、「ハウハウ」です。
 「どうしたら?」と考え、実践に移すことです。

ハウハウ ではどうしたら?

 どうしたら、問題が解決できるか? どうしたら、うまくいくか? どうしたら、見つかるか? どうしたら、ラクになれるか? どうしたら、ハッピーになれるか?・・・「どうしたら?」と考えることが前向きな考え方であり、落ち込まないための考え方でもあります。

 ちょっとしたことは、すぐに「どうしたら?」と考えて実践することで、早めに問題に対処することができます。
 やるべきことがわかっているのなら、「どうしたら?」の答えをすぐに実践すればいいのです。今できることをやって、少しずつでも前進を続けることが目標の達成に近づく道です。
 難しい問題やアイデアが必要な場合には、何度も何度も「どうしたら?」と考え続ければ、それだけいい考えが浮かぶこともあるのではないでしょうか。


フクロウとミミズク

 フクロウとミミズクの違いを知ってますか?
【フクロウ】フクロウ目フクロウ科の鳥。
 フクロウ目は世界に約140種、日本には11種が分布。そのうち、特にミミズクとの対比で耳羽のないものをフクロウと総称するが、分類学上の区別ではない。
【ミミズク】フクロウ目フクロウ科の鳥のうち、頭側に長い羽毛(いわゆる「耳」)を持つものの総称。   (「広辞苑」)
 耳に見える羽があるものを「ミミズク」(コノハズク、トラフズクなど)と呼び、耳羽がないものを「フクロウ」(シマフクロウ、シロフクロウなど)と呼んでいます。(例外もあります)

 ということで、ハオ家三兄弟は、


 ご覧のとおり、みんな「ミミズク」ですね。
 でも、「フクロウ」という種類の鳥ですので、ハオハオとしましょう。



小さい問題には素早く対処しよう

 3Hの考え方を心がけることで、小さい問題に素早く対処できるようになれます。

 たとえば、

イヤなことがあった ハオハオ

       どうしたい?(ホープホープ) こんなことでくよくよしたくないな

ではどうしたら?(ハウハウ) いいことを考えよう

 たとえば、

 ミスをしてしまった ハオハオ

   どうしたい?(ホープホープ) ミスを減らせたらいいな

ではどうしたら?(ハウハウ) 対策を考えよう

 たとえば、

ケンカをしてしまった ハオハオ

  どうしたい?(ホープホープ) 仲直りできたらいいな

ではどうしたら?(ハウハウ) 自分から謝ろう

 たとえば、

  ○○してくれない ハオハオ

    どうしたい?(ホープホープ) ○○してくれたらいいな

 ではどうしたら?(ハウハウ) お願いしてみよう

 ただ不満に思ったり、嘆いたり、人のせいにしたりして、イヤな思いをしているよりも、自分の望みを遂げるための方法を考えて行動してしまったほうがいいのです。



夢や目標をもったら努力を続けよう

 大きい問題は、その解決・解消を目標にして努力を続ければいいのです。

 夢や目標をもっている人には、3Hの考え方を心がけることをおすすめします。
「ハオハオ」をきっかけに、「夢が叶ったらいいな」「目標が達成できたらいいな」と考え、続けて「ではどうしたら?」と考えるようにすればいいのです。

ハオハオ  目標が達成できたらいいな  ではどうしたら?

 今できることがあるのなら、すぐに思い出して始めることができます。目標達成に向けて前進することができるのです。前進を繰り返せば、それだけ達成に近づけます。
 目標達成のためにアイデアが必要な場合には、「ではどうしたら?」と何度も考え続けることが、いいアイデアにつながるのだと思います。

「ハオハオ」が身についてくると、生活の中でのいろんな「ハオハオ」から、3Hの考え方につなげることができます。
 小さいイヤなことがあっても「ハオハオ」、小さないいことがあったら「好!好!」。それをきっかけに「ハオハオ。○○たらいいな。ではどうしたら?」と考えれば、自分の夢や目標に意識を向けることができるのです。

いいことは 好!好!  目標が達成ではたらいいな  ではどうしたら?

 いいことでの「喜びを力に」、目標に向けて前進すればいいのです。

悪いことは ハオハオ  夢が叶ったらいいな  ではどうしたら?

 悪いことも「いいきっかけ」にしてしまえばいいのです。自分の夢について考えれば、悪いことを早く忘れることができ、気分もよくなるでしょう。

 夢や目標を実現するためには、「(ハオハオ。)○○たらいいな。ではどうしたら?」と考え続け、少しずつでも前進すればいいのではないでしょうか。



3Hの考え方の3段活用

「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」の考え方を実践したみた時に、結局どうしたらいいかすぐにわからない場合には、さらに「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」の考え方を続けましょう。

1.3Hの考え方の1段活用 とにかく考えよう
 現状を受け入れ、希望を言葉にし、それを実現するためにはどうしたらいいかを考えます。
 まずは、その問題に対処する直接の方法を考えます。

ハオハオ  ホープホープ  ハウハウ 

2.3Hの考え方の2段活用 考える方法を考えよう
 直接の方法がすぐに思い浮かばない時には、考えるヒントを見つける方法を考えよう。
 次のように「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」の考え方を進めればいいでしょう。

わからない/見つからない ハオハオ、今はしかたがない

ホープホープ 考え方を工夫すればきっと見つかる

ハウハウ ヒントを探す方法を考えてみよう

 ひとりで頭を抱えて考えるだけではどうにもならない時には、外にヒントを探してみるといいでしょう。
 たとえば、参考になりそうな本を探してみるといいでしょう。自分が持っている本以外でも、書店や図書館に行けば何かヒントになりそうな本が見つかるのではないでしょうか。そのような本をめくりながら、自分の問題について考えてみれば、何か新しい考えが出てくる可能性があります。
 また、インターネットのホームページでヒントを探してみるのもいいでしょう。自分の問題に関するキーワードを検索して、いろんなホームページを見て回れば、何かいいヒントが見つかるかもしれません。
 人に聞くのもいい方法です。自分の問題についてよく知っている専門家や経験者に話を聞いてみれば、いいヒントがもらえるかもしれません。

3.3Hの考え方の3段活用 休んでまた考えよう
 もし、探し方がわからない、または考えた手段を試してもいい考えが出ない場合には、長い目で見た問題解決の道筋を考えよう。

どうしたらいいかわからない ハオハオ、今はしかたがない

ホープホープ 努力を続ければきっとうまくいく

ハウハウ 時間をおいて考え直してみよう

 気分転換をしたり、休んだり、他のことをして、一度頭をその問題から解放しましょう。
 そして、時間をおいてまた考え直しましょう。
 その繰り返しです。あきらめずに、希望をもって、努力を続けることが大切です。

 夢や生きがいややりたいことなどは、すぐには見つからないかもしれません。あきらめてしまって、探さなければまず見つからないでしょう。探し続ければ、それだけ見つかる可能性が高くなるのです。



「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」で行こう!

「現実を受け入れた上で、希望をはっきりともち、どうしたらいいかを考え続ける」というのが3Hの考え方です。

「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」 で行こう!

 3Hの考え方のポイントは、“心の姿勢”です。
 ちゃんと足元を確認した上で、顔を上げて目標を見ながら、一歩一歩前進していく。こういう姿勢が大事なのだと思います。足元を見ないのも、目標を見ないのも、前進しないのも、それぞれ問題があります。

 ハッピーになるために、いい心の姿勢をキープしよう。
 そのために、3Hの考え方を身につけてみてはいかがでしょうか。


ハオハオ思考

「ハオハオ」から始まる考えを「ハオハオ思考」と呼んでいます。

「ハオハオ、まぁいいか」のように、受け流す考え方。
「ハオハオ、このことを考えるのはよそう」のように、否定的な考えをストップする考え方。
「ハオハオ、いいことを始めよう」のように、いいきっかけにする考え方。
「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」の3Hの考え方。
「ハオハオ、いいことじゃない(?)」という、ハオ好発想(6章)。

「ハオハオ」から始めよう!

 これらのように、「ハオハオ」はいい考え方をするきっかけになります。
「ハオハオ」は、自分の思考をコントロールするために役立つのです。


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